今年のお盆休みも外出自粛となりました。
遠出の旅はさすがにダメ。でも隣の県なら出かけてみたいのが人の心。
それならば地元の方に迷惑をかけないように、忍者のようにいきましょう。
さて、今回も目的は福井県大野市にある「荒島旅舎」に泊まること。
このホステルは2020年夏に開業した。空き店舗の目立つ商店街に、
賑わいを取り戻そうと地元の有志が立ち上がったそうです。
福井県の地元メディア「月刊ウララ」が教えてくれました。感謝。
予約を取ろうと連絡すると、空きがありました。
福井県立恐竜博物館が8/24まで臨時休業となり、予約に空きが出たようです。
当日はあいにくの雨でしたが、16時にチェックイン。
(写真は荒島旅舎のHPから使わせていただきます)
ホステルの外観は、商工会議所か社団法人かのようなクラシックなビルディング。
しかし足を踏み入れると、木材を多用した居心地のよい空間。
オーナーの方が街の地図を見ながら、いろいろおすすめの店を紹介してくれました。
その中のいくつかを写真を交えながら、記録を残したいと思います。
《御清水(おしょうず)》
大野は町の至る所に水が湧いています。
中でも名水百選に選ばれたのがこの御清水。この円からコンコンと湧いています。
奥には野菜の洗い場があります。水汲みの方もおられ、生活に根ざしています。
この水でコーヒー淹れたら、きっと美味しいことでしょう。
《南部酒造場》
水がいいということは、日本酒もよいでしょう。
七間通りの七間清水の横にある造り酒屋へ行きました。
「花垣」のラベルがかっこいい。
その中で、槽搾り純米無濾過生原酒にしました。
手間がかかる搾り方で、瓶の底に残る澱も飲めますよ
とお店の方が教えてくれました。皆さんすてきな方です。
《越前地鶏 おおみ》
荒島旅舎おすすめの焼肉店おおみへ。
親鶏塩焼き、せせり、評判の通りおいしい。幸せです。
秋吉で純けいに出会って初めて親鶏の美味しさに出会いました。
途中でご飯を注文すると、湯気が立ち上るご飯が来ました。
たった今炊き上がったようなこれまでで一番活気のある白飯。
一口食べると、福井の田んぼが脳内にぶわーっと広がります。
きっときれいな水が、田んぼにはっていることでしょう。
《洋食バー openup》
19時まではお酒OKとのことで、辛めのジンジャーハイボールをいただきます。
おすすめの地元スーパーを聞くと、「かじ惣 リブレ店」。
ここの魚は新鮮、福井の地元の名品もいろいろ取り揃えているとのこと。
かじ惣ではお揚げさん、星山の白ホルモンを買いました。
オーロラ印の味付けたらは次回にします。
店長さん、いい店をご紹介くださりありがとうございます。
《東湯 (あずまゆ)》
食後は銭湯へ。荒島旅舎からは徒歩7分くらい。ちょっと不安になることに着きます。
シックな外観です。名水がどんなお風呂になるか気になります。
脱衣所は広くて、木のロッカーも年季が入っています。
身体を洗ってからL字型の主浴槽に入ります。
43度くらい?熱めのお湯はなみなみと満ちており、限りなくピッカピカです。
もう一つ奥には小さな浴槽があり、ウグイス色の湯。
薬草らしきものが布袋に入り、湯船に浮かんでいます。
匂いはドクダミです。お湯の温度は38度くらい?
びっくりしたのが、浸かった瞬間、トイレに行きたくなること。
一度出て、普通の湯に浸かると何も起こらない。
しかし薬湯に浸かるとトイレに行きたくなる。不思議です。
なぜ、ドクダミの湯に浸かるとトイレに行きたくなるのだろうか。面白いなぁ。
夜は窓にパシパシと雨が打ちつける音が聞こえます。
大野の静かな夜がふけて行きます。
《大野マップ》今回の旅のあれこれを地図に。
好きな絵は大野城横に書いた自転車をこいでるイラストです。
荒島旅舎に過去に泊まった京都から来た大学生。
彼は銭湯目当てに大野に来たそうです。
亀の湯、キューピー湯と3軒、すべて回ったとか。
レンタサイクルで夜中大野を駆け巡ったそうです。大学生元気すぎでしょう。笑
荒島旅舎に来れば、楽しい人に出会えます。また秋か冬に遊びに行きます。
荒島旅舎