2024.2.16(金) パッションフルーツタルト

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今週の面白かった放送は、

NHKラジオ「朗読の世界」で放送された村上春樹著「イエスタディ」です。

この短編小説は、「女のいない男たち」に収められています。

声優の山像かおりさんが朗読します。

声だけを聞くとキムラ緑子さんを想像します。

その声は落ち着いており、耳馴染みが良い。

文章の一部に登場人物の木樽が歌う

ビートルズのイエスタディの関西弁吹替版がある。

 

昨日は
あしたのおとといで
おとといのあしたや
それはまあ
しゃあないよなあ

 

朗読されると知り合いが目の前にいるように語るので、笑いました。

ここまでは朗読の世界に関するお話でした。

 

さて、ここからは先日まで訪問したメコン川ナムコーン川に挟まれた古都について。

この街はかつてフランス軍が駐留していた。その影響を受け、今なお街には

美味しいパンが食べられる店があり、喫茶店やバーが通りのあちこちに店を構えている。

通りの一角に3階建ての建物があり、屋上はルーフトップバーとして灯りがついている。

その店に入るとグレーの短髪のフランス人女性がサバイディーと声をかけてくれます。

パッションフルーツタルトやレモンタルトなどがショーケースに並ぶ。

このケーキの美味しさたるや、素晴らしいです。

フランス人の店主は60代と見えるが、元気そのもの。

この街に住んで9年目だそうだ。国産のラム酒や工芸品を販売。

2階、3階はカフェとバーを経営。さすがフランス人、期待を裏切りません。

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パッションフルーツタルトを食べながら、眼下の通りに行き交う人を眺める。

隣ではドイツ人おばちゃん3人組がワイン片手にトークに花を咲かせている。